労働問題に関するQ&A
労働審判は、訴訟と比べて費用が安い、迅速に解決できるというメリットがあります。いっぽう、デメリットとして、審判に異議が述べられた場合に訴訟へ移行するという点を挙げる人もいます。しかし、二度手間になることを避けるために、労働審判の結果は訴訟に引き継ぐこととされていますし、統計的にみても、審判に要した時間の分だけ訴訟にかかる時間が短縮されているようです。さらに、申立に必要な手数料も、審判を経由してから訴訟に移行する場合と、初めから訴訟を提起する場合とでは違いがありませんので、必ずしも、訴訟へ移行することがデメリットとなるとは限りません。
このような労働審判の位置付けから考えると、労働審判を利用することのメリットのほうが、デメリットよりも遥かに大きいといえます。ですので、労働トラブルの解決方法としては、労働審判を利用するのがよいでしょう。
ただし、労働審判は会社との力関係から、本人による申立が難しいという点に注意が必要です。それらを考慮し、労働審判を申し立てる際には、弁護士へ相談することをおすすめいたします。
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